
正月休みに、自転車(ロードバイク)で旧東海道を走ってきました。東京・日本橋から京都・三条大橋まで約500km。五泊六日で走破しました。
徳川家康が整備を命じた東海道五十三次。軍事上の理由から関所が設けられていたり、生麦事件の現場があったり、歴史に想いをはせるにはとても楽しい街道でした。
自転車旅をしながら知的好奇心を満たしたい! そんなサイクリストは、是非走ってみることをおすすめします。
旧東海道を走ってみたいけど、どのように計画を立てればいいかお悩みの方も多いかと思います。
そこで、私の自転車旅の記録を紹介します。旅のスケジュールや予算の組み方など、みなさんの参考になることも多いかと思います。
準備万端整えて、一生に一度は旧東海道を走ってみましょう!
旅の動機
旧東海道の存在は昔から知っていました。とはいえ、旧東海道を魅力的に紹介したもの(サイトや動画)を観たことがなかったので、当然走ろうという気は起こりませんでした。
しかし昨年、YouTuberのスーツ氏が旧東海道を電動アシスト自転車で走破し、魅力的に紹介する動画を観て、自分も走ってみたいと思うようになりました。
手始めに、ブロンプトンで日本橋から小田原宿まで走ってみました。
そうしたら想像以上に楽しい! どうせだったら三条大橋まで行ってみたい! そんな気持ちが芽生えたのです。
参考書籍
旅に臨んで読んだのは以下の三冊です。
旅のスケジュール
【一日目】日本橋~藤沢宿(約50km)
【二日目】藤沢宿~吉原宿(約86km)
【三日目】吉原宿~浜松宿(約118km)
【四日目】浜松宿~宮宿(約95km)
【五日目】宮宿~水口宿(約94km)
【六日目】水口宿~三条大橋(約52km)
初日と最終日は短めの走行距離。それ以外は一日100kmくらいで、目的地を設定しました。
持ち物
旧東海道を走ったのは年末年始。冬物の衣類がかさばります。肌着はだいたい3日分を用意。トレールアクションジャケット&タイツは、宿泊施設で身に着けるリラックス着として持っていきました。
【衣類】
モンベル ジオライン L.W. ラウンドネックシャツ×2
モンベル ジオライン M.W. ラウンドネックシャツ
モンベル トレールアクションジャケット
モンベル トレールアクションタイツ
モンベル ウィックロンTシャツ
モンベル クリマエア ジャケット(フリース)
モンベル ストームクルーザージャケット
モンベル サイクル ライニングパンツ
ユニクロ シルキードライパンツ×3
ユニクロ 靴下×3
モンベル ストレッチクリマプラス200 ネックゲーター
セブンイレブン 手袋×2
【靴】
ワークマン 防寒ブーツ ケベック
【ガジェット】
スマートフォン×3
FUJIFILM X-T2(カメラ)
XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR(レンズ)
カメラの充電器
Anker PowerCore Fusion 5000(モバイルバッテリー)
OpenMove AfterShokz(骨伝導イヤフォン)
【アイウェア】
SWANS Df.pathway
【ヘルメット】
モンベル サイクルヘルメット
【その他】
タイヤチューブ
タイヤレバー
輪行袋
エンド金具
ダイソーで購入した自転車カバー
シュラフカバー
耳栓
自転車の装備

RIXEN & KAUL オールラウンダー ツーリング(フロントバッグ)
TOPEAK Back Loader バックローダー 10L(サドルバッグ)
TOPEAK ミッドローダー 4.5L(フレームバッグ)
POTA BIKE ステムサイドポーチ
VOLT 800
ブリヂストン 携帯ポンプ
ダブルレッグ センタースタンド
予算
5万円
【内訳】
宿泊費 15,000円
食費 15,000円
京都~東京の交通費 14,000円
雑費 6,000円
宿泊費を安く済ませるため、今回は快活クラブの鍵付き個室を利用しました。フラットタイプの部屋を選べば、熟睡できて一日の疲れもしっかりとれます。だいたい3,000円以内で宿泊できるうえ、シャワーが無料で使えて朝食(パンとポテト)も無料。店舗によっては有料のランドリーもついていて、コスパは最高です。
今回、はじめて利用したのですが、自転車旅ではビジネスホテルよりも使える! と感じました。
まとめ

本気を出せば4日で走破できるかななんて軽く考えていたときもありました。実際走ってみると、どこが旧東海道か分からなくなることが多々あり、見失うたびに立ち止まっては道を調べるということを繰り返していました。
結論としては、旧東海道の見どころを楽しみながら一日に進める距離の限度は100km。日の短い冬は80kmだと思います。
今回の私の旅は5泊6日。7日間くらいスケジュールを割いていれば、もっと違った旧東海道の様子をみることができたかもしれません。その点だけが少し心残りです。
とはいえ、全体的には、大満足の旅となりました。街道の雰囲気を現在にまで伝える関宿。苔むした石畳が続く箱根宿。みどころはたっぷりでした。
細かい旅の記事は今後アップする予定です。
この記事が、少しでもみなさんの役にたてば嬉しいです。
今度の長期休暇には、ぜひ、旧東海道を自転車で走ってみましょう!





